風邪をひいた時などにすりおろして食べることから「りんごは健康に良い」というイメージを持っている人は多いと思いますが、りんごには実にさまざまな効能があります。
胃腸にやさしく整腸作用もある
りんごが胃腸に優しいことは広く知られていることと思います。これはりんごに含まれるペクチンや有機酸が胃腸の壁を保護し、腸内の乳酸菌を増やし、更に食物繊維が腸内をキレイに掃除して消化吸収を助ける効果があるためです。
また、胃酸が少ない時には胃酸を増やし、胃酸が多い時には胃酸を中和するという働きも持っています。
疲労回復・抗アレルギー作用
りんご酸とクエン酸は疲れの原因となる乳酸を抑制することで、疲労回復や食欲増進効果をもたらしてくれる他、炎症を止める効果があるため風邪に最適なフルーツと言えます。
上記の組み合わせに加えてりんごに含まれるペクチンという成分に、抗アレルギー作用があります。アレルギーを誘発するヒスタミン濃度を下げることで、気管支炎や花粉症などにも効果的と言われております。
病気予防と美容効果
カリウムには高血圧予防効果・糖尿病の予防効果があり、豊富に含まれるビタミンには貧血予防の効果があり、高コレステロール食と一緒に食べることで血糖値の上昇を抑え、心臓病や脳卒中の予防となることが分かっています。
また、りんごの皮に多く含まれるポリフェノールはシミの原因となるチロシナーゼの働きを抑える効果があり、おなかいっぱい食べても摂取カロリーが低いためダイエット効果もあるなど健康・美容両面に大きな効果を発揮します。
放射線物質を排泄するお手伝い
最近は気にしている人も多い放射線物質を体外へと排出する効果もあります。
りんごの皮に多く含まれるりんごペクチン(アップルペクチン)という成分が、体内のセシウムとイオンと結合することで体外へと排出する役割を果たすとのことです。
こちらはチェルノブイリ原発事故後の実地調査の結果で、リンゴペクチンを服用させた子供と、服用していない子供ではセシウム137の減少率に50%もの差が現れたそうです。
放射性物質を気にされる方は産地だけでなく、りんごを食べるという対策をなされてはいかがでしょうか。
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